一点集中

◆大阪の蓬莱は豚まん、シュウマイ、餃子、団子、ちまき等の中華食品を販売していますが、何といっても目玉は「豚まん」です。また大阪で一番のお土産品にランクされています。

大阪近辺でしか売られていないので、お土産には蓬莱の豚まんを、と指定する東京や名古屋の知人が何人かいます。蓬莱が「豚まん」にかける思いが、ある雑誌に紹介されていました。「豚まん」に、そこまでやるか!と感心させられます。

 

レストランなどで”お勧めのメニューは何ですか?”と尋ねて、     「うちは何でも美味しいですよ」と言われるお店より          「うちのお勧めは×××です」と言いわれるお店のほうが繁盛していて、一流のように感じさせられます。

◆長野県松本市に故・鈴木鎮一氏の開発されたスズキメソードというやり方で幼児・子供にヴァイオリンを教える音楽教室の本部があります。    ずいぶん昔見学にいき、鈴木先生の講話を聞いたたことがあります。

才能のありそうな幼児を選んでではなくなく、平等な抽選で入学させ、その中から世界的なヴァイオリニストが次々と誕生しました。

スズキメソードは、一つの曲を繰り返し練習します。十分弾けるようになると、更に上級を目指し世界一流の演奏を聞かせそのレベルを目指し、同じ曲をさらに練習をするのです。

一流の演奏家になるためには、一流の心、感覚が分るようになることが必須です。そのためにはこのやり方が早道だということでした。

私は何曲弾けるようになったという学び方も趣味として楽しむ場合はいいのですが、聞き手の心を揺り動かすようなプロのヴァイオリニストになるのは難しいのです。

一枚の紙を長期間太陽光線に晒しておいても多少赤茶けるだけですがレンズを使って光線を収斂すれば、瞬時に燃え出します。

私達が何かを目指す場合も同じことがいえます。あれもこれもと学ぼうとすると必然的に浅くなります。

同じエネルギーを使うなら、間口を絞って徹底的に深堀りしていくことです。そしてこのことに関しては誰にも負けない、だれよりも詳しいとなれば、その道の専門家として活躍する道が開けてきます。

◆アインシュタインは20世紀最大の科学の巨人と評されたりしますが、チューリッヒ工科大学には一年浪人し入学しています。生まれつきの大天才ではなかったようです。

同級生のミケーレ・べッソ-は、アインシュタインより遥かに成績が良かったのですが、アインシュタインのような偉大な人間にはなりませんでした。

べッソーの死後、彼の妹がアインシュタインに聞いたそうです。

「兄はあなたよりずっと成績は良かったのに何故あなたのように世界的な偉業を残せなかったのでしょうか?」

アインシュタインは「あなたのお兄さんは、あまりにも優秀だったので、あれもこれもと目が散って、蝶のように生きたからです。私は物理しかできなかったので、それだけをモグラのように愚直にやり続けたのです」と答えています。

◆100冊本を読むのも悪くはありませんが、1冊の本を100回繰り返し読むことは人間的成長が期待できます。

一点集中によって私達の持っている才能、能力、エネルギーを効果的に活用できます。

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