「念ずれば花開く」→→「念じ続ければ花開く」

◆私達は実現したいことを想念し続けることによって、どんなことでも実現できるのです。才能や能力の問題ではありません。
古今の哲学書、宗教書や自己啓発、成功哲学の書物で、表現の違いはあっても、このことを教えています。

「念ずれば、花開く」坂村臣民
「信じる者は、どんなことでも出来る」  聖書 キリスト
「心に描いた夢は必ず実現する」 SMIポール・マイヤー
「信ずれば成り、憂えれば崩れる」 倫理「万人幸福の栞」
「思考は実現する」  ナポレオン・ヒル        等々

アラジンの魔法のランプのように擦れば直ちに実現されるということではありませんが、私達の頭脳は無限ともいわれる能力を持つ「目標追求装置」です。想っていることを確実に実現しようと働きます。
そして想うことなら私達はどんなことでも100%自由に決めることができます。ですから、どんなことでも実現できるはずですが現実はそうではありません。

原因は実現したい願望を持ちながら、内心そんなことは、とても無理だと想っているので、否定的なことが実現されるのです。否定的なことは一切想わずに、実現したいことを一貫して、想い続けるなら不可能と思えるようなことも実現することが出来るのです。

◆天童よしみさんが、まだ駆け出しの頃、大阪の天神橋筋商店街で道行く人達に歌っていたこともありました。長年一緒にSMIの仕事をしていたことがある吉村巧君も、同じ頃歌手を目指していました。

彼の方が、スタートが少し早かったということもあって、なんと上から目線で「天童さんは、どんな歌手になるのを目指しておられるんですか?」と尋ねました。彼女は「私は“美空ひばり”のような歌手になるのです」と言下にいわれたそうです。
どうして、そんなことが出来たのかわかりませんが、とにかく“美空ひばり”を想い続けられたのです。いま八尾市にある邸宅は“ひばり御殿”ならぬ“天童御殿”と云われています。

それは天童さんだから出来たこと、といわれるかもしれません。
解決方法があります。
それは、言葉の力を利用するのです。実現したいことを簡潔な文章にして、それを反復するのです。私達は2つのことを同時に想うことは出来ませんから、反復している間は一貫して実現したいことを肯定的に想い続けることが出来ます。

◆越智宏倫氏は幼児の時から喘息の発作で30年間苦しみ続けあらゆる治療を試みたものの治りません。神戸にいい評判の療養所があるからと無理矢理に連れていかれました。

そこでは最初に「潜在意識」についての講義があるのです。その先生は「今恐れている否定的な想いを、潜在意識からすっかり取り除けば、
自然治癒力が働き喘息はすぐ直ります」といわれます。

そしてその先生から指示されたことは、健康体をイメージしながら、「治る、治る、きっと治る」というアファーメーションを四六時中やるつもりで反復しなさいということでした。越智さんは、それを実践した結果、たった3週間で喘息が完治したのです。

30年間喘息で苦しみ続けたのは、喘息の発作を恐れ、いつも想っていたので、恐れていることが実現していたのです。それがネガティブな想いを排除し一貫して想い続けたら、たった3週間で治ってしまったのです。
想念すること、「潜在意識」の働きの凄さを思わざるを得ません。
この凄い力を、私達の人生に、また仕事に上手く活用したいものです。

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