楽しく聞かせ続けるために 実例をたくさん使って話す
スピーチ上手、講演上手な人の話を、観察して聞いていると、
共通点が見つかります。
それは、実例をたくさん使って、話しているということです。
「実例」は、あることを分からせる、感じさせる、臨場感を与えたり
やる気を起こさせる効果があります。
また、話し手の抽象的な話によって、極度に緊張していた聞き手の
頭の疲労をほぐしたり、息抜きにもなります。
そこで「例」を使うとき、どういう例がいいのか、例を選択する基準を
あげてみます。
①
一般性
...
すべてのものに共通するもの
身近に起こった出来事等
②
共感性
...
誰でも体験できる材料
わかるわかる、あるある、という共感
③
鮮度性
...
ニュース性に富んだ鮮度の高い話
④
単純性
...
単純明快でシンプルなもの
⑤
明朗性
...
明るい楽しいもの
飽きやすさを追い払うのに効果的である
⑥
印象性
...
聞き手に感動を起こさせるようなもの
⑦
品位性
...
聞いていて、楽しかったり、
さわやかな気分にしたり、香り高い品位のある話
以上、例の選択を意識しながら話すと、聞き手は身を乗り出して、
聞いてくれます。
一度あなたも、実近な例を使って話してみてください。
聞かれている実感を味わうことでしょう。